[参加レポ] 2020.05.29 お金の未来を考える コモンズ投信

こんにちは、澤田です。
今回は、コモンズ投信(敬称略)のセミナーに参加したレポートです。
コロナ禍の中で、コモンズ投信の現状と、運用先企業の状況対応に関してお聞きできました。

コモンズ投信は、企業や投資家との対話を重要視する一つとし、活動なさっています。
そして、現在は積極的な調査活動をしているそうです。「危機が起こったときこそ、本質がわかる」ため
企業調査において、アナリストは「見えない価値」を大切にしている。

コモンズ投信はこのように「本質などの見えない価値」や、「長期的に価値が上がり続けるなどの見えない価値」を掴み、運用していく姿勢です。私はこの点にも非常に共感しております。

現在の株式市場は、成長株は3月の下落以降70%上がり、他は、3分の1は戻ってきているそうです。
よって、コロナ禍で素晴らしい状況対応と社会的価値の創出による経済的価値の向上を作れている会社が現れているという報告をお聞きできました。

ここで、少し目線を長期に変えていきます。

歴史は同じようには繰り返さないが、韻を踏む。

マーク・トウェイン

戦後のパラダイム変化( 物の豊かさを求める時代)
 高度経済成長、GNP世界2位など

アフターコロナのパラダイム変化(心の豊かさを求める時代)
 働き方、SDGs&ESG、共通価値など

私の所感では、この状態を踏まえて、心の豊かさを求める時代の到来がより一層多くの方々の実感の持てるようになる気がしております。

次は、「危機はイノベーションを加速化させる」を成長企業のコロナ禍での対応事例を通して学びました。

海外の企業

  • アリババ:AI診断。新型肺炎を画像診断で20秒で精度96%
  • テンセント:感染状況を10分ごとに更新
  • バイドゥ:全国の人の流動データを活用し、混雑状況を開示

国内企業

  • シスメックス:PCR検査を国内初の事業認証
  • ダイキン:空気清浄、除菌、洗浄と事業活動の体質強化と改善
  • カカクコム:飲食店の行政支援活用と、テイクアウト情報の収集と提供を4月5月は加盟料無料で実施

現在、大打撃を受けている業界であるスポーツや音楽関連

  • 投げ銭をオンラインで受付
  • オンラインとリアルを如何に融合させるか?を考えている

このように、各業界で、イノベーションと言えるほどの新しいテクノロジーや事業の形が誕生してきているそうです。

次は、資産運用の分野で、世界的にパラダイムシフトが起きようとしていると学びました。

世界最大の資産運用会社「ブラックロック」が「株主資本主義から共創資本主義へ」と提言(Shareholder CapitalismからStakeholder Capitalismへ)

  • 財務的業績を上げるだけでなく、どのように社会にプラスの貢献をするのか
  • 株主、従業員、顧客及びそれが活動する地域社会へプラスの貢献をするのかも大事

米主要企業の経営者団体「ビジネス・ラウンドテーブル」2019年19日株主第一主義を見直し、従業員や地域社会などの利益を尊重した事業運営に取り組むと宣言したそうです。

これからの投資の観点は「長期にわたって企業価値を上げていけるかどうか?」が大事です。

今回は、資産運用において、長期的に価値を上げ続ける企業の特性を学ぶことができました。
個人創業で株式公開を視野に入れない場合に、遠い世界のように感じるかもしれません。ですが、世界はお金を通してつながっています。
どんな小さな事業であれ、どんな価値観で事業活動をし、長期的な繁栄をしていくのか?は重要だと思いました。

私は、お金儲けを否定してはいません。ただ、短期的なお金儲けだけを考えた事業活動より、長期的なお金儲けと、社会的価値を生み出す事業活動を行うことこそ、今後の事業の前提とするべきだなと思っております。

HarmoniaWorksでは、あなたの本質的な人生のテーマを捉え、長期的に社会的価値を生み出す上で得られる、持続可能な事業とwell-beingの実現をお手伝いしたいと思っております。