[幸せに働く]あなたが望む結果の得られる市場を選べていますか?

こんにちは、澤田です。
仕事を通して自己実現を狙う方は多いと思います。
そして、業種や職種、企業選びをこだわったり、自分のスキルや経験値、資格取得を検討するのは多いと思います。
また、創業やフリーランスなどの立場を狙うと、どのお客様を対象にしようか?と検討はすると思います。
私は、それに加えて、市場規模(経済圏の規模)を選ぶことも大切だと考えます。
そのために、グローバル経済(世界市場)とナショナル経済(国内市場)、ローカル経済(地域市場)という観点について見ていきます。
現代の日本では、政府やニュース、大企業がグローバル経済やナショナル経済の視点での話題が多いです。しかも具体的にグローバル経済やナショナル経済と明言して説明することは少ないと思いします。そのため、多くの方が「経済」と聞くと、当たり前のようにグローバル経済またはナショナル経済のどちらかを前提としてしまうのではないでしょうか。
逆に、地域創生という単語を聞くと、何だか人が少なく、高齢化の激しいどこか少し遅れた地方で、活気の少ない中をいかに活気づけていくか?という印象で捉え、無関心になりがちでは?とも思います。
では、グローバル経済(世界市場)とナショナル経済(国内市場)、ローカル経済(地域経済)について、詳しく性質を見ていきます。
今回参考にさせていただいた書籍は、以下の2冊です。
グローバル経済の魅力と注意点
魅力
- お客様の人数を最大限広げられる
- 売上の額を非常に大きくできる
注意点
- グローバル経済で働く世界中の人がライバル
- 言語や文化の違う人を相手にするなら、相応の知識やスキル、法的対応などが必要
- 競争が非常に激しい(世界のトップクラスの高度、高速対応、24時間態勢)
- 長期的には雇用の数が減ってしまう可能性がある
- 業種や職種によっては、グローバル経済で戦えないものもある
ナショナル経済の魅力と注意点
魅力
- 日本中の人をお客様にできる
- 売上の額はグローバル経済には劣るかもしれないが非常に大きくできる
- 言語や文化、法律が同じ方向けなのでグローバル経済よりは運営が容易
注意点
- ナショナル経済で働く方と、グローバル経済で働く一部の方が、ナショナル経済でのライバルとなる
- 競争が激しい(国内のトップクラスの高度、高速対応)
- 長期的には雇用の数は減ってしまう可能性がある
- 複数の地域で機能するビジネスモデル・ビジネスシステムが必要
ローカル経済の魅力と注意点
魅力
- 環境が同じ地域の方向けにできる
- 競争が少ないため一度うまくいくと安定的に持続させやすい
- 生産と消費が同時に行われるため、他地域の同業者に真似されても影響はほぼ無い
- 現在すでに地域市場では人手不足。今後も求人は増える可能性が高い。
注意点
- 人間関係が非常に大切になる
- 地域の噂が広まるペースは早い
- 競争が少ないため、事業改善の努力を怠りやすい
- 政府や行政が地方創生のため助成金などがあるため、依存しやすい
いかがでしょうか。
3つの種類の経済圏の性質を念頭におくと、自分の願望に合わせた経済圏を選びやすいと思います。逆に望みと違う性質の経済圏で仕事を頑張ると、だんだんとズレに気づき、ストレスが高まってしまうでしょう。
例えば、高収入は欲しいが、家族や友人との時間をしっかりとって暮らしたい場合に、グローバル経済圏やナショナル経済圏で働くことを選ぶ場合は、ビジネスシステムをうまく作り込まないと、仕事に追われて家族や友人との時間を犠牲に働き続ける必要が出てしまうかもしれません。
生活に余裕のある収入を得ながら、家族や友人、地域の人付き合いも大切にしながら、安定安心の生活を狙うなら、実はローカル経済で自分の仕事を確立させ、商売も改善し続ける中で、一定数のお客様と関係が出来上がる道のりを狙う方が適切だとも言えます。
私の見解も含まれるため、まだまだ正確さには欠けるでしょうが、考えるヒントになればと思います。