社会に蔓延する愛着障害という悲劇が様々な形で問題を生んでいる

こんにちは、澤田です。
「愛着障害」をご存知でしょうか?
現代を生きる多くの方々に程度の差はあれど抱えているかもしれません。
酷いケースでは、病状や発達障害などの問題として確認されるそうです。
愛着障害が酷いと現れる症状
- 摂食障害
- 気分障害、うつ病
- 発達障害、ADHD
- 今日快晴パーソナリティ障害
- 希死念慮
- 解離性障害
- 原因不明の身体疾患
- 慢性疼痛
- 虐待、DV、いじめ
- 離婚、非婚など
愛着障害が、病状や症状につながるメカニズムを脳内ホルモンをベースに紐解くと。
親からの愛を受け取れると、オキシトシンが出てきます。
では、オキシトシンには人体へどんな影響があるのでしょうか。
オキシトシンが出ることで、得られる効果
- 落ち着く、安らぎに満ちた喜びが生まれる
- 不安や苦痛、ストレスを和らげる作用がある
- 絆を維持する
- 免疫系が強まる(逆にないと感染リスクが高まり、酷いと自己免疫疾患、アレルギー疾患が高まる)
- 成長ホルモンが活性化し、情緒的、認知的、身体的発達に影響し、学習意欲も向上する
このような素晴らしい効果がありますが、オキシトシンを十分に出せることや、オキシトシンの受容体が十分に育つには、幼少期に十分な愛情を味わって育っていく体験が必要になるそうです。
歴史的に、日本が工業化し核家族も増え出し、親が忙しくなって子供と十分な時間や、子供に愛や注意を向けるほどの精神的余裕がないケースが増えました。
その結果、親は近くにいるが、親から十分な愛着を得られず心に傷がついたり、愛が不足した方が増えました。
その子供たちが親になり子供を育て始めるが、子供への愛情の注ぎ方や関わり方がわからずに子育てにもストレスを抱えるケースが現れてきました。
そんな親子関係の中で育った子供たちが、現代子育て世代にあたります。
その結果の現代社会に多様な課題が起きています。
誰が悪いとかではありませんが、心の底から安心できる場所がないまま生きている方がたくさんいます。
私は、この問題を解決したい。そして、この課題が生まれない社会を作りたいと思っています。
最も良いのは、母親との仲を良くする事ですが、ほかにできることが「安全基地」となり得る人ができることです。
それには、一定の時間がかかるので、今回は、すぐにオキシトシンによる穏やかな喜びや幸せを味わうためにできることをご紹介します。
オキシトシンが出ることにつながること
- 自ら率先して、困っている人を助けること
- 映画や本、漫画、アニメを見たり、運動すること
- 人と話したり、一緒に食事をすること(オンラインでもOK)
- ペットと触れ合う
本当の喜びを、味わえる機会を増やすことに繋がったら幸いです。