幼少期の愛情不足が、人間関係の苦手意識の原因だった可能性あります

こんにちは、澤田です。
突然ですが、愛着障害をご存知でしょうか?
子供が10代前半まで育つ間に、面倒を見てくれた親もしくは育ての親から子供への愛情が不足する環境で育つと起こる心の問題です。

愛着障害のルーツは戦争孤児の調査で発覚したそうですが、実は近年は子供だけでなく大人の3分の1は程度の差はあれ愛着障害の問題を抱えているそうです。

この愛着障害があると、重いと自閉症、他に注意欠陥/多動性障害(ADHD)発達障害と診断されるケースが出るそうです。
また、人間関係やコミュニケーションに関しても抵抗感・苦手意識を持つことになるそうです。

この愛着障害は、4種類あるそうで、

  1. 安定型愛着スタイル
  2. 回避型愛着スタイル
  3. 不安型愛着スタイル
  4. 恐れ・回避型愛着スタイル

近年の社会現象で愛着障害が原因とみられるケースが、「児童虐待」「育児放棄」「草食系男子」などのようです。

私の個人的な仮説ですが、友達が欲しいと思いつつ、友達作りが苦手な若者が増えているのも愛着障害が原因の一つではないでしょうか。
背景を考えると、日本の産業全体の工業化と共に進んだのが核家族化です。
工業化で、残業時間が長くなりました。そんな中、両親が子育てを行っていた家庭も多いのではないでしょうか?
実を言う、私自信の家庭環境も父親は帰宅はいつも夜中の0時を超えてからでした。
幸い、私は、母親は専業主婦で、面倒見が非常に良かったので、愛情深く育ててもらえたと言う実感は持っています。

高度成長期を支えてくださった世代の方々の生き様には感謝しておりますので、否定する気持ちはありませんが、その環境の中で育った子供側の心理としては、親からの愛情をふんだんに受けたかったと不足感がある方も一定数いるのかな?と想像しております。
工業化で、核家族化が進んだことで家族を超えた心のつながりの輪がなくなったと言うことだけを認識していました。もしかしたら、子供に人間関係やコミュニケーションの苦手意識が芽生えるきっかけとして、愛情不足の関わりが愛着障害という形で、さらに人間関係が孤立化しやすい状況をも作ってしまっていたのかもしれません。

気になる愛着障害の原因ですが、幼少期の親の心の様や生活環境が原因と言われます。
実の母親の影響は非常に大きいそうですが、父親が子育てに積極的に関わっているのであれば、父親との関係も大きく影響するそうです。
たいていの子が10代前半頃には、上記の4種類のどのスタイルに落ち着くかが定まるようです。

私自身が今、5歳と2歳の子育て真っ最中なので、子供との関わりに関して見直そうと思いました。
我が子が高校に入るまでの愛情深く接した方が良い時代を、子供との時間も大切にして過ごそうと思いました。