実は、つながるきっかけづくりがわからない日本人のための処方箋

こんにちは、澤田です。
安心できる人とのつながりを増やして、幸せに暮らすためにどうしたら良いかを考えます。
言い換えると、個人の暮らしにおける自由と、安心のバランスをどう実現するのか

江戸時代は、年貢は村請制を取り、個人に直接要求されずに村単位に課せられたそうです。それにより、必然的に村の連帯につながりました。
良い側面では、村のことは、村の人みんなでやるという当たり前が出来上がりました。今では行政がやるようなことも、当然その村のみんなで取り組んだそうです。
悪い側面では、お米づくりをサボらないような監視の目や、なんでも共同でやるため個人の自由を得にくかったことでしょう。

江戸時代が終わり、年貢の代わりに税金が個人に課せられるようになり、村のみんなでの協力の必要性がだんだんと減ってきました。そして、お金さえあればなんでも解決できるという前提や、企業も行政も個人向けにサービスを用意したことなど様々な要因で、個人主義が加速します。
現代では、自分の暮らしに他の家族の助けが必要だという前提はほとんど失っているのではないでしょうか?
一方で、人と繋がっていたいという気持ちや、友達と一緒に遊んだりおしゃべりした方が一人よりも楽しいとか、つながりが必要な機会は失われていません。

こう考えると、これから世の中では個人の自由も満たしつつ、つながりによる安心や楽しさや幸せを満たせる生活をどう作り上げるのか?を、一人ひとりが確立させたい人は多いはずです。
しかし、江戸時代もその後も、人と人がつながっていくための「きっかけ」を自ら作り出せる人は少ないのではないでしょうか?
なぜなら、江戸時代は村に生まれた時点で元々あるつながりの中で育つ上で自分のつながりを獲得できました。
そして当然、その後は「お金」を追いかければよかったため、つながりのほとんどはお客さんやビジネスパートナーに限定されていたのではないでしょうか。
本当の意味で、一緒に支え合って生きるつながりは、家族では得やすいですが、それ以外となるとなかなか難しいでしょう。
今、様々な形で新しいつながりを作るサポートのサービスは出ておりますが、個人的にはそれだけでは不足していると思います。

つながり方をまとめると、

  • 地縁
  • 共通点(趣味友、興味関心ごとが同じなど)
  • タスクフォース(一緒に何かを取り組む者同士)

この中で、今私が考えるのは、「タスクフォース」→「共通点」→「ゆるい地縁」の順番に繋がりが太くしていくのが一人から初めて、ある程度の広がりを作るのにやりやすい流れだと考えます。

具体的には、「自分が持つ経験値や技術・アイデアでサービスを提供する(タスクフォース)」でお客様という人と出会い、サービスを提供する中で「ビジョンが同じ or 趣味が同じ or 同じ社会課題に興味がある(共通点)」などで仕事以外でも一緒に過ごす時間を増やす。その上で、比較的住んでいるところが近い人同士やエリア関係なく協力しあって「まち」のためにできることに取り組みたい人同士で「まち」のために一緒にイベントや祭り、まちのためになる何かを企画して実行し終了後は打ち上げで大いに盛り上がる(ゆるい地縁)
そこまでいけば、太くゆるがぬ絆が出来上がることが多いと思います。

こういった集まりが、日本中の様々な場所で立ち上がることで、人が多い地域や少ない地域に関係なく「つながりが強く元気なまち」でいっぱいになり、どこに行っても明るく元気な日本になるのではないでしょうか。
千里の道も一歩からということで、地道に行動していきます。

まとめと補足

背景

村社会で連帯共生が必要な時、一緒に何かやるのが当たり前なためつながりによる安心や楽しさ、幸せはあったが、個人の自由が少なくしがらみが煩わしかった。

日本に資本主義が入り、あらゆるものがお金で解決できる時代になり個人がしがらみから解放され自由を楽しめたが、同時に孤立し、孤独によるストレスやひどいと鬱、自殺、孤独死という問題が出てきて、自分の将来も孤独に寂しく死ぬのか?という不安が付きまとうケースも出てきた。

課題

つながるきっかけづくりがわからない日本人(?)

解決策 3つのステップ

  1. 「自分が持つ経験値や技術・アイデアでサービスを提供する(タスクフォース)」で人と出会う
  2. 「ビジョンが同じ or 趣味が同じ or 同じ社会課題に興味がある(共通点)」で人と繋がる
  3. 「まちのために一緒にイベントや祭り、まちのためになる何かを企画して実行し終了後は打ち上げする(ゆるい地縁)」